COLUMN コラム

【大森駅の小児歯科】乳歯はいずれ抜けるからむし歯になってもいい?

小児歯科

こんにちは。
「大森駅」から徒歩1分の歯医者【なごみ小児歯科クリニック 大森】です。

 

乳歯のむし歯は各年齢で減少傾向にあるものの、6歳では30%以上の方がむし歯になっています。

参考:厚生労働省「令和令和4年歯科疾患実態調査結果の概要」表3より >

 

乳歯はいずれ抜けて、永久歯に生えかわります。
「乳歯はそのうち抜けるのだから、むし歯になっても大丈夫」という考え方は、正しいとはいえません。

 

乳歯であっても、できるだけ早く治療を始めることが大切です。
ここでは、乳歯のむし歯についてお話しします。

 

 

乳歯のむし歯を放置すると永久歯に悪影響をおよぼすことも!


乳歯のむし歯を治療することなくそのままにしていると、次に生えてくる永久歯に悪影響をおよぼすことがわかっています。
具体的には、

・永久歯もむし歯になりやすい
・永久歯の歯並びが乱れる

といった傾向にあります。

永久歯がむし歯になりやすい

乳歯がむし歯になっているということは、お口の中でむし歯菌が増殖しているということです。
お口の中にむし歯菌があれば、周りの歯や生えてきた永久歯が、むし歯に感染するリスクが高まります。

 

むし歯は、細菌による感染症です。
そのため、お口の中にむし歯がある限り、むし歯菌は増殖を続けます。
その結果、周りの歯はもちろんのこと、次に生えてくる永久歯にも感染が広がってしまうのです。

 

特に、生えたての歯はやわらかく、むし歯菌が出す「酸」に溶かされやすいため、注意が必要です。

 

また、むし歯は生活習慣が原因となっている可能性があります。
むし歯になる原因が生活習慣にある場合は、生活習慣を見直さなければ、永久歯もむし歯になる可能性は高くなります。

 

永久歯の歯並びが悪くなる

むし歯が進行して、痛みを伴うようになると、食事の際に痛みを感じることがあります。
痛い方を避けて噛むようになると、顎の発達が左右非対称になり、歯並びのバランスが悪くなるのです。

 

また、乳歯は永久歯の生える位置をガイドする働きがあります。
永久歯が生える準備をする前に乳歯が抜けてしまうと、永久歯が適切でない場所から生えてきて、並びが凸凹になる可能性があるのです。

 

ほかにも、乳歯が抜けてスペースができることで、隣の歯が倒れこんできて、永久歯が生えるスペースがなくなるということも考えられます。

 

 

乳歯のむし歯の特徴


一般的に、乳歯は、歯の表面のエナメル質が唾液中のカルシウムやリンを吸収して硬くなる「石灰化」の期間が短いため、歯質がやわらかいという特徴があります。

 

そのため、乳歯は、永久歯よりも、酸に溶かされやすく、むし歯になりやすいのです。
また、乳歯のむし歯には、次のような特徴があります。

 

多くの歯・歯面に発生する

乳歯のむし歯は、同時にいくつもの歯に発生することが多くあります。
検診で、複数のむし歯を指摘されて驚いた方もいらっしゃるでしょう。

 

多くの歯・歯面に発生する

乳歯のむし歯は、同時にいくつもの歯に発生することが多くあります。
検診で、複数のむし歯を指摘されて驚いた方もいらっしゃるでしょう。

 

乳歯のむし歯は、くぼみがある「噛む面」だけでなく、くぼみのない歯の表面や歯の裏など、さまざまな場所に発生することがあります。

 

進行のスピードが速い

乳歯はエナメル質が薄いため、むし歯になると、あっという間にエナメル質の内側にある象牙質にまで達することがあります。
その後も、象牙質から内部の神経、根の先へと感染は広がります。

 

歯髄炎に移行しやすい

乳歯のむし歯は進行スピードが速い一方で、自覚症状が乏しいため、発見が遅れることがよくあります。
痛みを訴えたときには、すでに歯の神経や血管が通っている「歯髄」にまで広がっているケースは少なくありません。

 

 

乳歯のケアが大切な理由

乳歯は永久歯が生えるまでの「つなぎ」のように考えている方もいらっしゃいますが、じつはさまざまな役割を担っています。
将来にわたって健康なお口を作るためには、乳歯を早くに失うことがないように、しっかりとケアを受けましょう。

 

乳歯の役割1.咀嚼(そしゃく)

乳歯には、食べものを噛みきったり、噛み砕いたりする役割があります。
健康な歯でバランスよく噛むことで、成長や発達に必要な栄養が効率よく摂取されるようになるのです。

 

また、咀嚼することで、上顎や下顎の発育が促されます。
お口周りの筋肉や、舌の筋肉の発達にもつながります。

 

乳歯の役割2.発音

幼児期は、多くの言葉を覚える時期です。
唇を使った発音や、舌を前歯につける発音など、正しく発音するためには、乳歯が必要です。
乳歯がむし歯やケガで早くに抜けてしまうと、間違った発音を覚えてしまうことがあります。

 

乳歯の役割3.永久歯の誘導

乳歯には、永久歯を正しい位置に誘導する役割があります。
乳歯から永久歯に生えかわる時期になると、永久歯が顎の中で成長して、乳歯を押し出します。
押されることで乳歯の歯根が少しずつやせていき、最終的に乳歯が抜けるのです。
乳歯がむし歯になると、歯根が残って永久歯が生えてくるのを邪魔することがあります。

 

また、乳歯を早くに失うと、歯を失ってできたスペースに両隣の歯が倒れこんできたり、移動してきたりして、永久歯が生えてくるのを邪魔することがあります。

 

 

乳歯のむし歯を防ぐためにできること

乳歯はむし歯になりやすいだけでなく、進行のスピードが速いという特徴があります。
乳歯を維持するためには、ご家庭でのセルフケアと歯科医院でのプロケアを併用し、むし歯を予防することが大切です。

 

歯科医院で行う「むし歯予防」

歯科医院では、お口の中をすみずみまでチェックし、お一人お一人のお口に合わせた予防ケアをご提案します。

 

お口のチェック

むし歯や歯周病などの症状がないかを調べるだけでなく、かみ合わせの状態についてもチェックします。
むし歯は初期の段階では自覚できるほどの症状はあらわれないことが多く、気が付いたときには重症化しているケースも少なくありません。

 

プロの目で見れば、少しの病変にも気付き、素早く対応することが可能です。
特に、かみ合わせの問題は、ご家庭では異常に気が付きにくいものですので、定期的に歯科でチェックを受けることが大切です。

 

歯科のクリーニング

毎日頑張って歯を磨いても、歯磨きだけでは落とせない汚れがあります。
歯科のクリーニングであれば、専門の機器と薬剤を使うことで、歯磨きでは落とせない汚れを取り除くことが可能です。

 

定期的に歯科のクリーニングを受けることで、お口の中がスッキリし、清潔な状態を維持しやすくなります。

 

歯磨き指導

磨き残しがある場合は、歯磨き指導を行います。
お口の中は常に変化しているため、お口の変化に合わせて、歯磨きの方法も変えていくことが大切です。

当院では、お子さまの歯並びや骨格に適した磨き方をお伝えします。
仕上げ磨きの方法もアドバイスしますので、お気軽にご相談ください。

 

フッ素塗布

当院では、むし歯に負けない歯を作るために「フッ素イオン導入」を行っています。

 

フッ素には、
・ごく初期のむし歯を修復する
・歯質を強化して酸に溶けにくい歯にする
・むし歯菌の働きを弱める
という3つの効果があります。

 

当院で行っている「フッ素イオン導入法」は、フッ素を電気分解してイオン化することで、歯にしっかりと浸透させる方法です。
特に、乳歯から永久歯へ生えかわる時期は、フッ素の吸収率が高く、むし歯予防に高い効果が期待されます。

 

シーラント

シーラントでは、むし歯になりやすい奥歯の溝を「歯科用プラスチック」で埋めて、むし歯菌の侵入を防ぎます。
生えたての歯の溝は深く、汚れが溜まりやすいため、シーラントによって物理的にふさぐことで、むし歯予防につながります。

 

シーラントは、外れてしまうこともあるため、定期的なメンテナンスが必要です。

 

 

当院では、唾液検査の結果をもとに、お一人お一人に合ったより効果的な予防ケアをご提案します。
また、定期的に唾液検査を受けていただくことで、予防の効果を確認することが可能です。

 

ご自宅で行う「むし歯予想」

歯科医院で行うケアだけでは、むし歯を予防することはできません。
毎日行うセルフケアも、むし歯予防には欠かせません。

 

毎日の歯磨き

むし歯予防の基本は、毎日の歯磨きです。
歯磨きの習慣は、日本では定着していて、ほとんどの方が毎日2回以上歯を磨いています。
ただ磨くだけでは、むし歯を予防することは難しいでしょう。


参考:厚生労働省「令和4年 歯科疾患実態調査 結果の概要」表23より >

 

歯磨き指導でお伝えした磨き方を実践し、お口の中の汚れを効果的に取り除きましょう。

また、お口に合う歯ブラシやデンタルフロスを使うことも大切です。
歯ブラシは古くなると、磨き残しが多くなります。
清潔な状態を維持するためにも、定期的に歯ブラシを交換しましょう。

 

仕上げ磨き

お子さまはまだ力も弱く、不器用であるため、汚れをしっかりと落とすことは困難です。
歯磨きの後は、保護者の方が仕上げ磨きを行いましょう。
毎食後できない場合は、寝る前はしっかりと仕上げ磨きの時間を取ることが大切です。

 

特に、小学生の間は、乳歯から永久歯の生えかわりの時期で、歯の高さがそろわない部分や歯が抜けた部分があり、歯列が凸凹になりがちです。
小学生の間は、仕上げ磨きを続けるのが理想ですが、難しい場合は、磨き残しがないかのチェックを行うなど、段階的に仕上げ磨きを卒業するようにしましょう。

 

生活習慣の見直し

食事の際は、よく噛むことを心がけましょう。
よく噛むことで、唾液の分泌が促されます。
唾液は、お口の健康を守るために大切な存在です。
また、食事やおやつの取り方にも気を付けましょう。
だらだらと時間をかけて食べるのではなく、時間や回数を決めることが大切です。
そして、「食べたら磨く」を徹底し、お口の中に汚れが溜まらないようにしましょう。

 

 

乳歯のむし歯を予防したい方は「なごみ小児歯科クリニック 大森」にご相談ください

乳歯は、健康なお口を作るために大切な役割を担っています。
小さなころから、むし歯予防に取り組む習慣があると、大人になってからもお口の健康を維持しやすくなるでしょう。
当院では、お子さまにとって節目となる「七五三」のタイミングでお口をチェックする「七五三歯科検診(自由診療)」をご提案しています。
お子さまにとって、「3歳は乳歯が生えそろう時期」「5歳はかみ合わせが整う時期」「7歳は永久歯への生え変わりが始まる時期」と、大切な歯の成長期です。
むし歯の有無だけでなく、指しゃぶりや口呼吸などのお口周りのクセや習慣、歯磨きや食生活についてのアドバイスを行い、お口の健康維持をトータルでサポートしますので、どのようなことでもご相談ください。

 

なごみ小児歯科クリニック 大森】は、JR京浜東北線「大森駅」から徒歩1分のところにあります。
駅から近く、立ち寄りやすい歯科医院です。


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