歯ぎしり・食いしばり

子どもの歯ぎしり・食いしばりは
治療しなくて大丈夫?

このような症状でお悩みなら
当院までご相談ください
  • 子どもの歯がすり減ってきた
  • 子どもが顎が痛いという
  • 子どもが頭痛や肩こりを訴えてくる

歯ぎしり・食いしばりに要注意

子どもが寝ている間に歯ぎしりをしたり、無意識に食いしばったりすることはめずらしくありません。成長の過程でよく見られ、おもな原因として「かみ合わせの変化」や「ストレス」「生活習慣の影響」などが考えられます。
特に、乳歯から永久歯へ生えかわる時期には起こりやすく、多くの場合、成長とともに自然に落ち着きます。しかし、「なかなか改善しない」「顎が痛そう」「歯がすり減っている」といった場合は、一度当院までご相談ください。

子どもの
歯ぎしりについて

お子さまの「ギリギリ…」という歯ぎしりの音、気になりますよね。
「もしかしてストレス?」と心配になるかもしれませんが、じつは成長の一環としてよくあることです。
子どもの場合、かみ合わせを調整するために一時的に歯ぎしりをすることがあるのです。ほとんどの場合、年齢とともになくなっていくことがほとんどです。
ただし、永久歯が生えそろっても続く場合や歯が過度にすり減った場合、歯や顎に痛みを感じるような場合には注意が必要です。

子どもの
歯ぎしりの原因

歯や顎の位置を
決めるため
(乳幼児期)

乳幼児期の歯ぎしりには、生えてくる歯の位置や顎のバランスを調整したり、顎の筋肉を鍛えたりする役割があります。つまり、乳幼児期の歯ぎしりは成長のために必要なプロセスなのです。しっかり噛む力を育てるトレーニング期間と考えると安心できますね。

永久歯が生える
スペースを確保するため
(児童期)

乳歯が生えそろい、永久歯が顔を出し始めるのは、およそ5~6歳ごろ。このタイミングで歯ぎしりが増えることがありますが、歯ぎしりによって顎の成長が促され、永久歯がきれいに並ぶためのスペースが確保されます。
顎がうまく成長しないと、永久歯の歯並びが乱れる原因にもなるため、この時期の歯ぎしりはむしろ必要なプロセスです。

ストレスや
睡眠不足のため
(児童期)

子どもも大人と同じように、ストレスや睡眠不足が原因で歯ぎしりをすることがあります。
特に、眠りが浅いと歯ぎしりが起こりやすくなります。ストレスや睡眠不足によるものは癖になりやすいので注意が必要です。
「よくあくびをする」「朝なかなか起きられない」「日中ぼーっとしている」などのサインがあれば、ストレスを和らげたり、快適な睡眠環境を整えたりすることが大切です。

お子さまの歯ぎしり、
このようなときは
ご相談ください

歯ぎしりによって歯がすり減ることはよくありますが、「減りすぎでは?」と心配なときは、一度ご相談ください。
特に、永久歯が生えそろう中学生を過ぎても強い歯ぎしりが続いている場合、歯が大きなダメージを受けたり、顎関節症を引き起こしたりするリスクがあります。そこで、必要に応じて就寝時のマウスピース装着をご提案することもあります。マウスピースは保険適用で製作できるので、気になる方はお気軽にご相談ください。

子どもの
歯ぎしりへの対処法

歯を食いしばる癖は
早めにやめさせましょう

昼間、「歯をカチカチさせる」「ギリギリとこすり合わせる」などの行為があると、寝ている間にも歯ぎしりが起こりやすくなるといわれています。これらの癖は、歯にダメージを与えるだけでなく、「歯がしみる」「顎に痛みを感じる」などの深い症状の原因にもなります。
まずは、お子さまにその悪影響をきちんと知らせ、意識的に歯を大切にする習慣を身に付けましょう。

バランスのとれた姿勢を
心がけましょう

猫背は首に余計な力がかかり、歯ぎしりや食いしばりの原因になることがあります。また、頬杖をつく癖は顎の歪みにもつながるので注意が必要です。
普段から背筋を伸ばし、バランスのとれた姿勢をキープすることは、歯ぎしりの軽減にもつながります。座っているときも立っているときも、姿勢を意識しましょう。

食事はゆっくり、
よく噛んで

食事中の噛む回数が少ないと、歯ぎしりをしやすくなる傾向があります。しっかり噛むことは、顎の発達を助けるだけでなく、歯並びの乱れを防ぐためにも重要です。
やわらかい食事ばかりではなく、ニンジンやゴボウ、レンコンなど噛みごたえのある食材を積極的に採り入れてみましょう。また、ゆっくり落ち着いて食べることで噛む回数が増え、より効果的な予防につながります。

「仰向け寝」が
おすすめです

寝るときの姿勢が悪いと、睡眠が浅くなり、それが歯ぎしりを引き起こす原因になることも。特に横向きやうつ伏せ寝は、顎に余計な負担をかけるため歯ぎしりしやすくなります。
おすすめは仰向け寝。体圧が均等にかかるので、リラックスした状態で眠ることができます。また、高すぎる枕は首や肩の緊張を招き、眠りを浅くしてしまうので、身体に合った枕を選ぶのがポイント。
お子さまの歯ぎしりが気になる場合は、寝る姿勢や睡眠環境も見直してみましょう。

お子さまの気持ちに
寄り添ってあげましょう

子どもが歯ぎしりをするのは、大人と同じようにストレスが関係していることがあります。ただ、大人はストレスを感じても自分で発散できますが、子どもはうまく処理できず、無意識に歯ぎしりという形で発散してしまうことがあるのです。
たとえば、環境の変化(入園・入学など)、お友達とのトラブル、親や先生に叱られたとき――など、ストレスを強く感じる出来事のあとは特にお子さまの様子を気にかけて。スキンシップをとったり、じっくり話を聞いたりして、子どもの気持ちが休まる環境を作ってあげましょう。

子どもの歯ぎしり・
食いしばりを防ぐ
マウスピースを
製作します

歯ぎしりや食いしばりは就寝中などに無意識に行われることが多く、歯に見えないヒビが入ったり、歯のすりへり、顎の疲れの原因となります。
専用のマウスピースを装着していただくことで、歯ぎしりや食いしばりによるダメージから歯や顎を守ることができます。オーダーメイドのためフィットしやすく、装着していてもお子さまのお口に悪い影響を与える心配がありません。
なお、歯ぎしり・食いしばりを防ぐお子さま用マウスピースの製作は保険適用となりますので、安心してご利用いただけます。

歯ぎしり・食いしばりが及ぼす影響

大人の歯ぎしりには、見過ごせないさまざまな影響があります。
無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりをしていると、想像以上に歯や歯ぐきに強い力がかかり、歯や顎の関節に大きな負担を与えてしまいます。
その力が毎日積み重なることで、歯が欠けたり、詰め物が外れてしまうことも。
さらに進行すると、歯の根が割れる「歯根破折」を起こし、歯を残せず抜歯に至るケースもあります。
また、あまり知られていませんが、歯ぎしりが原因で歯周病が悪化することもあります。
強い力によって歯を支える顎の骨にダメージが加わり、骨の吸収が急速に進んでしまうためです。
歯ぎしりや食いしばりは放っておかず、早めに歯科でのチェックと適切な対応を受けましょう。

大人の歯ぎしり・
食いしばりにも
対応しています

当院では、歯ぎしりや食いしばりの症状を軽減するマウスピース「ナイトガード」もお作りしています。就寝中にナイトガードを使うことで、歯や顎にかかる負担を軽減し、健康を守ることができます。大人の方もお気軽にご相談ください。

いびきと歯ぎしりの関係

アメリカのスタンフォード大学が2001年に発表した調査によると、歯ぎしりをする人は、しない人に比べて「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」となっている割合が約3倍も高いことが報告されています。
歯ぎしりは、睡眠が浅いときに起こりやすいとされており、睡眠時無呼吸症候群は、呼吸が止まることによる息苦しさなどから眠りが浅くなるため、歯ぎしりと深く関連していると考えられています。
また、睡眠時無呼吸症候群では、気道が塞がれることで無呼吸やいびきといった症状が見られます。特にいびきが習慣化している方が多く、患者の約9割が日常的にいびきをかいているというデータもあります。
つまり、歯ぎしりやいびきは、睡眠時無呼吸症候群のサインとして見逃せない重要なシグナルとなり得るのです。

参考
日本臨床. 2000; 58(8): p11-22

いびきとは?

いびきは、睡眠中に上気道(喉周辺)が狭くなることで発生します。特に深い眠りの間に喉の筋肉が緩むと、気道が部分的に塞がれ、空気が通る際に周囲の組織が振動して音が出るのです。
いびきの程度は軽度から重度までさまざまで、寝る姿勢によって変わることもあります。仰向けでのみいびきをかく人もいれば、どんな姿勢でもいびきをかく人もいます。特に後者は、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の可能性があり注意が必要です。

危険ないびきとは?

以下のような症状を伴ういびきは、睡眠時無呼吸症候群のサインかもしれません。

  • 大きないびき
  • 呼吸が止まる(無呼吸)
  • 窒息するような感覚
  • 頻繁な夜間のトイレ
  • 歯ぎしり
  • 胸の痛み
  • 日中の症状
  • 強い眠気
  • 集中力の低下・物忘れ
  • 朝の頭痛
  • 起床時の口の渇きや喉の痛み
  • 高血圧

これらの症状が当てはまる場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。いびきは単なる睡眠中の音だけでなく、健康リスクのサインであることもあります。

スリープスプリントで手軽に治療

いびきや睡眠時無呼吸症候群の治療には、スリープスプリント(マウスピース)が効果的です。
これは、就寝中に下顎を適度に前方に固定することで、気道の圧迫を防ぎ、呼吸をスムーズにする装置です。特に仰向けで寝るときに下顎が後退しやすい方に有効です。
このマウスピースを使うことで、気道が確保され、空気の流れが改善されるため、いびきや無呼吸が軽減されやすくなります。
スリープスプリントの製作は、耳鼻科で発行された睡眠時無呼吸症候群の診療情報提供書があれば、保険適用となります。診療情報提供書をお持ちでない方は、まず専門の検査機関での検査をおすすめします。
いびきでお悩みの方は、ぜひ当院までご相談ください。