寝るときだけでいいの?小児マウスピース矯正で予防矯正!

こんにちは。
「大森駅」から徒歩1分の歯医者【なごみ小児歯科クリニック 大森】です。
お子さまの歯並びやかみ合わせが気になり、矯正治療を検討される保護者の方の中には、「寝るときだけで治療できるマウスピース矯正があるって本当?」という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
小児向けのマウスピース矯正は、ワイヤーを使わず取り外しもできるため、生活の中での負担が少ない治療として注目されています。
今回のコラムでは、「小児向けのマウスピース矯正は寝るときだけで矯正できるの?」という疑問に対する答えをわかりやすく解説し、マウスピース矯正の効果や治療に適した年齢、予防矯正としての価値についてもご紹介します。
Contents
「寝るとき+昼間1時間の装着」という負担が少ない方法があります

マウスピース型歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)は、小児向けのマウスピース矯正の一つで、寝ている間の装着に加えて、昼間の時間にも短時間だけ使用することが推奨されています。
寝るときだけでもある程度の効果は見込めますが、よりよい結果を得るためには、昼間1時間程度の装着をあわせて行うことが望ましいとされています。
参照:マイオブレース公式「予防矯正~自然な方法で正しい歯並びを~」>
小児マウスピース矯正の基本とは
小児マウスピース矯正は、顎や歯がまだ成長途中のお子さまに適した治療法です。
マウスピースを使って歯並びを整える従来イメージされる矯正治療とは少し異なり、お口周りの筋肉や舌の使い方をトレーニングすることで、自然な成長を促すという目的があります。
マウスピースは取り外しができるため、お子さまにも無理なく続けやすいのが特徴です。
昼間の装着も1時間程度だけ必要な理由とは
就寝中だけでも長時間にわたって装着できますが、それだけではトレーニング効果が不十分なことがあります。
昼間の1時間は、姿勢・舌の位置・口の閉じ方など、生活の中でのクセを改善するトレーニング時間として大切です。
つまり、寝るときだけの装着でもまったく効果がないというわけではありませんが、昼間の時間もあわせて使うことで、より歯並びの不正の改善や口腔機能の発達が期待できるのです。
マウスピース型歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)とは?

それでは、ここからは改めて小児マウスピース矯正に使用する装置の基本情報について見ていきましょう。
マウスピース型歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)は、成長期にあるお子さまの歯並びや顎の発育に働きかけ、悪い歯並びの原因の根本にアプローチするために開発された装置です。
つまり、歯並びが悪くならないようにする「予防矯正」という考え方で治療を行います。
また、従来のワイヤー矯正とは異なり、取り外しが可能で、痛みや見た目の負担が少ないのも嬉しい特徴です。
歯並びの乱れを生む原因には「口呼吸」「舌の位置」「飲み込みのクセ」といったお口の習慣がありますが、それを改善することが、この装置の大きな目的です。
成長期(3〜15歳)のお子さまにおすすめ
すべてのお子さまに適応するわけではありませんが、一般的に3~15歳の成長期にあるお子さまに大きな効果が期待できます。
成長段階に合わせた自然な誘導が可能

小児マウスピース矯正の大きな特徴は、「成長」を味方につけられるという点です。
顎の幅や高さ、歯の生える位置などが決まってくる幼少期に、お口周りの筋肉や舌の動きを整えることで、自然な歯並びが形成されやすくなるのです。
特に6歳前後から治療を始めると、永久歯の正しい位置への誘導がしやすくなり、後の本格的な矯正治療の必要性が軽減される可能性があります。
適応するお子さまの特徴とは
以下のような特徴があるお子さまは、マウスピース矯正による効果が得られやすいとされています。
▪ お口が常に開いている、口呼吸が多い
▪ 舌の位置が低く、発音や飲み込みに問題がある
▪ 軽度の歯列不正(すき間・がたつき)がある
▪ 顎の発育バランスに左右差がある
このような場合、ワイヤーを使う矯正よりも、マウスピースとあわせて筋機能を整えるアプローチのほうが適していることがあります。
治療に適した年齢は、お子さまの発育状況によっても異なりますが、一般的には15歳ごろまでの成長期が対象となります。
早いお子さまの場合は、3歳から治療が開始できます。
なかでも、永久歯に生えかわる6歳から10歳頃に開始することで、自然な顎の発育と歯列の誘導がしやすくなると言われているのです。
小児マウスピース矯正治療の一般的な流れ

マウスピース型歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)による治療は、段階を踏んで丁寧に進められます。
以下に、カウンセリングから装置使用開始までの、おもな流れをご紹介します。
| ステージ | おもな治療の目的・特徴 |
|---|---|
| ステージ0 | 顎の成長を促し、口腔習癖を予防する。舌や唇、呼吸の基本トレーニングを行う |
| ステージ1 | 鼻呼吸の確立、舌の正しい位置づけ。装置に慣れるための柔らかい素材を使用 |
| ステージ2 | 顎の幅や歯列の発育をさらにサポートし、自然な歯並びの成長を促す |
| ステージ3 | 歯の配列を整え、正しいかみ合わせを形成していくステージ |
| ステージ4 | 歯並びの安定と保定。治療の仕上げ段階として後戻りを防ぐ |
STEP1 初診・カウンセリング
お子さまの歯並びやかみ合わせ、呼吸や癖の状態を丁寧に確認します。保護者の方のお話もおうかがいしながら、治療の必要性やタイミングを判断します。
STEP2 精密検査と治療計画の立案
レントゲン撮影や口腔内写真の撮影、歯型の採取などを行い、お子さまに適したステージごとの治療計画を立案します。装置の種類やトレーニング内容もこの段階で決まります。
STEP3 装置の使用開始
日中1時間と夜間就寝時に、マウスピースを装着していただきます。
あわせて、舌や唇の筋肉、正しい呼吸のためのトレーニングを日常生活に取り入れていきます。
STEP4 定期通院と経過観察
1〜2ヶ月ごとに通院していただき、装着状況やトレーニングの効果、成長の変化などを確認します。必要に応じて装置やトレーニング内容を調整します。

このように段階的に、お子さまの負担をできる限り抑えながら、治療を進めていきます。
小児マウスピース矯正の仕上げ「保定」の重要性について

マウスピース型歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)の治療では、治療後の状態を安定させるための「保定(ほてい)」の期間も重要です。
マイオブレース治療の保定とは、治療によってつくられた口腔状態を安定させることが目的で、一定期間、保定用のマウスピースなどの装置を使用し続けます。
お子さまの成長にあわせて装置を調整しながら、後戻りを防ぎ、安定したお口の環境を長く保てるようにサポートします。
保定までの治療がスムーズに進めることができれば、ワイヤーを使った本格的な矯正治療の内容が軽減したり、不要になったりする可能性が高まるのです。
お口の状態による個人差はありますが、抜歯矯正を回避できるケースもあります。
ご家庭でのサポートと治療の進め方

小児期の矯正治療は、お子さまの成長に合わせて段階的に進めることが大切です。
歯科医院での専門性の高いサポートとご家庭での協力が組み合わせることで、治療の成功率が高まるのです。
また、矯正治療を続ける中でお子さま自身が装置の装着やトレーニングを自発的に行えるようになると、より安定した治療効果が得られます。
特に、装着時間を守ること、正しい使い方を身につけることが成功のカギとなります。
治療期間と通院回数の目安について

マウスピース型歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)による治療期間は、お一人お一人のお口の状態によって異なります。
治療期間に個人差があるのは、お子さまの成長やお口の状態に合わせて進めていくためで、初回診察後におおよその目安をお伝えしますが、数年単位になることが想定されます。
通院の頻度は月1回程度で、治療の進行状況やトレーニングの進行状況あわせて残りの通院回数が調整されます。
治療が長期間にわたるため、無理のないペースで継続できるよう、保護者の方のご協力と、定期的なモチベーションの維持が決め手となってくるでしょう。
当院では、お子さまに歯医者への通院を楽しみに感じていただけるよう、キッズスペースをご用意しております。絵本やおもちゃなど、ご自由にご利用ください。
予防矯正で将来の矯正治療を減らせる可能性も

次に、マウスピース矯正が持つ「予防的な側面」についてご紹介します。
見た目の歯並びだけでなく、顎や顔つき、そして将来の治療内容にも関わってくる重要なポイントです。
歯並びが悪くなる原因の解消をめざす
歯並びが乱れる要因は遺伝だけでなく、口呼吸や舌のクセ、口周りの筋肉の使い方など生活習慣にも大きく影響されます。
こうした原因を追求し、早い段階から改善をめざせるため、根本的な解決につながります。
安心につなげるためにもお早めの相談を
マウスピース型歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)は、見た目の改善だけでなく、お子さまの成長に合わせた機能的なサポートができる治療法です。
「まだ小さいから大丈夫かな?」「様子を見ていてよいのか不安」など、お悩みがある方も、まずは一度ご相談ください。
矯正治療は大人になってからもできる治療ですが、幼少期の早い段階でご相談いただくことで、根本の原因から改善をめざせる治療法など選択肢の幅が広がります。
「大森駅」から徒歩1分の歯医者【なごみ小児歯科クリニック 大森】では、お子さまのお口の状態を丁寧に確認し、今だけでなく今後の成長、将来の健康を見据えたアドバイスをいたします。
※自由診療です。
※マイオブレース治療を成功させるには、治療の指示によく従うことが必要不可欠です。
※効果と治療期間は人によってさまざまです。
※完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。











